韓国では5月は「家庭の月」として、5日のこどもの日、8日の両親の日と、イベントが多いのですが、15日は「恩師の日」です。
日頃お世話になっている先生に感謝の気持ちを表すんですけど、ここは韓国。感謝の気持ちは金額に比例すると勘違いしている親も結構多いらしく、一大寸志の日となっている場合が多いようです。
昔、学校の先生のお給料は少なかったらしく、苦労している先生に気持ちを表す場だったようですが、今は違いますし、最近はそれを改めようと言う意見もあるようです。
昔近くにあった有名私立小学校は、その日をわざわざ休みにして、贈り物を受け取らないようにしていたらしいし、今のうちの息子の学校では、事前にプリントを配って、受け取らない旨の連絡が来ました。
でも、ちょっと前にいろいろなお母さんに聞いたところ、うちの学校の先生は韓国製じゃないとだめだからと、わざわざ韓国製の化粧品セットを贈ったとか言う事も聞きましたし、10万W以上が基本だ、などということも聞いたことがあります。
実際、今年1年生になった子供を持つ友達から相談を受けました。うちの学校はとりあえずプリントが来たので、カーネイションの花ぐらいを持たせようと思ってますが、何も学校側から無いと、ちょっと心配になりますよね。
私なんかバリバリの日本人だから、そんなの気持ちで良いじゃない、と言ったのですが、他の韓国人のお母さんの様子を考えると、そうもいかないと言うのが、正直な所でしょう。
でも、確か2002年のワールドカップの前に韓国代表選手たちが、当時のヒディンク監督に恩師の日の贈り物をしたところ、そんな習慣の無い国の監督なので、とても感激したって言う記事も読みましたし、決して一概に悪習だとは言えないと思うんですよね。
早く常識的な習慣が定着すると良いな、と思っています。
大体贈り物をするのが好きな国の人たちなので、たまに付いて行けないんですよね。私はどうも、こどもの日に子供にプレゼントをするって言うのが納得いかん(爆)