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チャイコフスキー国際コンクール

最近クラシックにまた凝り始めまして、毎日PCかTVでクラシックばっかり聴いてます。
それで、偶然国際音楽コンクールが韓国で開催される事を知りまして、こんな機会はまず無い、とはるばる水原まで見に行ってまいりました。

さて、チャイコフスキー国際コンクールと言ってもモスクワで行われるアレでは無く、こちらは「若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール」で、参加者は16歳未満の青少年のみ。
数年ごとに世界各地を回りながら開催されてまして、今回で6回目です。
ちなみに今まで日本で仙台と倉敷で2回開催されてます。

国際音楽コンクールってどういう風に行われているのかちょっと調べてみました。
まず、課題曲をDVDで提出→コンクール会場で本選、1次(2~3日間)→2次(2日間)→決選→優勝者コンサート(オーケストラと一緒)→優勝者ガラコンサート(コンクールで演奏した曲を披露)
ざっとこんなスケジュールで本選は無料で観覧できますので、私はそれに行って来ました。
つまり、決選とコンサートはお金が掛かるって事です。
多分、他のコンクールも同じような仕組みになっていると思います。

さて、私が行ったのは2次本選の二日目でした。
3会場でピアノとチェロとヴァイオリンの本選が同時に進行していまして、私はヴァイオリンを見に行きました。
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ピアノの本選は大ホール 参加者が一番多かったのでここになったと思われます。(本選進出者46人、日本人1人)

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チェロの本選は小ホール 2番目に参加者が多かったんです。私はちょっと驚き。(本選進出者39人、日本人1人)

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ヴァイオリンはメイン会場から歩いて3分ほど離れた別会場。これじゃ、コンクールやってるって誰も分からないよ・・・・ 一番参加者が少なかった。(本選進出者27人、日本人2人)


時間に余裕があったら他の会場も見に行こうと思ってたんですけど、何と1時間も予定オーバー。って言うか、5人が4曲ずつ演奏するのに1時間20分の予定って絶対に無理だと素人の私でも思いました・・・・。


私は開始予定時間の30分ほど前に会場に到着。
すっごく狭いロビー(笑)で開場を待ちました。
その日の演奏者と曲名を書いたプリントは無料でくれましたが、プログラムは1部5,000W。
最初は買うつもりは無かったんですが、同じテーブルに座ったロシア語を話す御婦人が見ているのを見て欲しくなり、せっかくだからと記念に買いました(苦笑)
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          プログラムの表紙

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中身はこんな。本選出場者の写真と在学中の学校名、受賞歴、演奏予定曲が書かれてます。


開場になってホールに入ると、狭い。
座席は100席ほどで前方半分は審査員が座る席。自分の好きな場所に座った審査されてました。
そして、残りの後ろ50席が一般観客の観覧席。
一般観客と言っても、ほとんどが関係者でずぶのシロートは多分私を含めて数人か?
その関係者の中にはコンクール出場者も何人かいました。彼らはきっと前日に演奏済みか、1次予選で落ちたのではないかと思われます。

私が見たのは5人ですが、そのうち韓国人は1人で女の子。あとは中国人1人、イタリア人1人、ロシア人2人は男の子でした。全体の参加者で一番多いのは韓国人だったんですがね・・・・。

それと、私最近知ったんですけど、ヴァイオリンを弾く時って、下に肩当と言われる道具を装着する人もいるんですよね。女の子は着けてました。その子は肩の出るドレスだったのでアレが無いと弾けないだろうと私も思いました。でも、男の子たちにはそれが見えませんでした。スーツだった場合はいらないのかな、と思いましたが、シャツの子のヴァイオリンにも付いてなかったような気がします。無いと不便らしいのですが、さりげなく着いていたのかなあ?私には良く分かりませんでしたわ・・・・。
肩当の存在を知ってから、必ず肩当をしているのか見るようになってしまいました、私(^^;)

さて、2次予選まで来るぐらいの実力者ぞろい(だったのだろうと思う)で、シロート目には余り違いは分からないのですが、それでも韓国人の女の子は渾身の力を込めて演奏してますって感じでした。
演奏は4曲でそのうちにモーツァルトのヴァイオリンソナタ1曲、それから全員がチャイコフスキーのメロディーOP.42 No.3を演奏して、あとは課題にそった曲目を二曲演奏。だから一人が20分から30分の演奏となります。

ヴァイオリンの音って言うのは演奏者によって微妙に違うそうで、上手い下手の音の違いって言うのはすぐに分かりますが、ここのレベルまで来るとちょっと分かりませんね。
それから調弦なんですが、演奏を始める前に確認程度に調弦するのは分かるのですが、一曲弾くごとに調弦する人もいれば、弾きながら調弦し、弓の張り具合を変えた人もいました。
弾きながらって言うのは、きっとそう言う音が必要な曲なんだろうな、と思ったんですけど、一曲ごとって一体どれほどナイーブなヴァイオリンなんだよ、とちょっと突っ込みを入れたくなりました(笑)

実は演奏者5人のうち中国人の男の子の音だけ、私にはどうも違う風に聴こえたんですよね。
彼は演奏はちょっと雑なんですが、余裕満々で弾いてる感じだったんです。
特に韓国人の女の子の次だったので余計そう思えたのかな、と思ったのですが、他の男の子たちも結構力入れて弾いてる子もいたし、なぜか彼だけが異色な演奏者でした。

ヴァイオリンを弾くのって結構大変なんでしょうね、5人の内4人は鼻で息を吸う音が聞こえるんです。
いわゆる鼻息が荒いって言う感じ?(笑)
でも、彼からはその息の音が聞こえなかったんですよ。
何が違うのかなあ?もしかして名器って言われるたかーいヴァイオリンだったのかな、と思ったりします。
つまり、妙に良い音でした。そして彼が一曲ごとに調弦してたんです。

それに、その彼は凄いんですよ。
モーツァルトとチャイコフスキーは良いとして、残りの2曲がカルメン幻想曲(ワックスマン)とホラスタッカート(ハイフェツアレンジ)です。
知ってる曲を演奏してくれて有り難かったんですけど、有名すぎて演奏の雑さが目立ってしまいましたね~
なかなか個性的な演奏者でした^^

全員がチャイコフスキーのメロディーを弾いたんすけど、正直言ってこれだけで優劣を決めるのは難しくて私には差は良く分かりませんでした。
ただ、やっぱり途中で、聴いてる私の集中力が切れる演奏者がいたんですよね。
それだけ魅力がない演奏だったのかな、と思ったりします。

私が聴いた5人の中で、結局2次予選を突破して決選に進んだのは韓国人の女の子一人だけでした。
彼女ともう一人、最後の演奏者だったロシアの男の子は、体格も良くて演奏も丁寧で、この子は次に行くかな、と思ったのですが残念ながら落ちちゃってましたね。
でも決選に進んだ彼女はメロディーの音程を外してました。5人の中で一人だけ。それでも残ったって言う事は他の表現力が優れていたんでしょうね。
確かに表現力はあったと私も思いますが、家に帰ってからサイトで結果を見てちょっと驚いたのは確かです。やっぱりシロートには審査の基準は良く分からん、と思いました(笑)

ところで全然関係ない話なんですが、多国籍の9人の審査員さんたちが舞台の裏にいらっしゃる時に、大笑いの声が会場に響いてました。
開始前にどう考えても舞台裏から聞こえる笑い声が私はとても気になってたんですね。まさか演奏者の笑い声とは思えないですしねえ。

それで、3人の演奏が終わったところである審査員さんが、シンコと言って立ち上がられたので、私はシンコ=5分休憩と理解したのですけど、やっぱり審査員のいる舞台裏から馬鹿笑いの声が・・・・
つまり、笑い声の主は審査員の方々。その中には日本人の審査員の方もいらっしゃったのですけど、一体何がそんなに可笑しかったんでしょうねえ・・・主な笑い声は女性の声だったんですけどね。

そんな訳で、生まれて初めての国際音楽コンクール観覧はなかなか面白かったです。
ただ、残念だったのは、私はメイン会場を見る事なく帰宅(--)
ピアノとチェロみたいに同じ敷地の中だったら行ったり来たり出来たのに、ヴァイオリンを選択した私が馬鹿だったのか。でも、ピアノって有り触れてるし、チェロは逆に良く判らない。丁度ヴァイオリンに興味もあったので行ったんですけど、もう少し時間に余裕があったら、とちょっと残念な気持ちで帰宅しました。

ところで、決選と優勝者のコンサートはネットで中継されるんですね。
興味のある方は公式サイトの左にあるインターネット生放送の所をクリックされると見られると思います。

23日 - 19:00 (チェロ決選1)

24日 - 17:00 (チェロ決選 2), 20:00 (ピアノ決選1)

25日 - 17:00 (ヴァイオリン決選 1), 20:00(ピアノ決選 2)

26日 - 19:00 (ヴァイオリン決選 2)

27日 - 授賞式とコンサート 17:00

他の外国で行われる音楽コンクールもネットで中継されるんでしょうか?
ちょっと見て見たい気持ちになりました^^

公式サイトを良く見ていたら、公式ブログもあったんですね。
会場の写真やピアノの2次本選まで行った小学4年生の男の子(韓国人)のインタビューなんかもありますので、興味のある方はどうぞ^^
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by ayamama-de2 | 2009-06-23 12:22 | 音楽