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シネカノン李鳳宇氏インタビュー

Daum media2007.5.23「日本への韓国映画輸出急減は韓国側に責任がある」

この記事は2NN(笑)で見つけました^^;
訳してくださっている方がいらして、コメントが1000を超えると倉庫入りされてしまいます。読んでみたらなかなか面白かったのでそれを転載します。

以下の文章はまず、下の転載の文章をお読みになってから読んで下さい。


全面的に賛成ではありませんが、韓国側の売り方のまずさは当たってると思います。
高い輸出価格、俳優の間違った来日の仕方。

以前どこかの掲示板?で、
「日本に来るなとは言わないけれど、来日の仕方が間違っている。それを韓国側に言っても理解しない」
と、妙に納得できる発言を読んだ事がありますが、李さんもやっぱり同じ事を言われてますね。

「映画広報のために日本を訪問するのは避ける」って、どういう意味でしょう?
ハリウッドの俳優たちも、日本にプロモーションの為には良く来日してますよね。
映画がヒットすることよりも、ファンミで現金が入った方が良いと思っているマネージメント事務所が多いってことですかねえ(^^;)





「過度なファンとの合コンが 韓国映画を”おばさん映画”に転落させた」
「日本と合作するなら、日本内での韓国映画にも未来はある。」

(フランス:連合ニュース)
日本映画の専門上映館を標榜し去年1月に開店したCQN明洞 (ソウル中区忠武路の街に所在)は日本映画社のシネカノンが運営している。

シネカノンは在日韓国人の李鳳宇(47)さんが代表の会社で、今年に手がけアカデミー賞
作品賞・監督賞など5つの部門を席巻した”フラガールス”の製作社として最近熱い人気に
乗っている。

これ以外にも”月はどっちに出ている?”、”'KT” などの日本映画を製作し、 ”風の丘を越えて
-西便制-”や”'シュリ”、 ”スキャンダル”、”共同警備区域JSA”、”マラトン”などの韓国映画を輸入して日本に配給を行っている。日本で韓国映画のブームを起こした人物だ。

李代表がビジネスで第60回カンヌ国際映画祭が開かれている間に尋ねた。美しい浜辺を見下ろすことが出来るホテルで李代表に会った。

彼は去年の韓国映画の日本輸出が減少した理由として「20倍も高くなった輸出価格」に指を数え、韓国映画が生き残ることができる方法として”日本との合作”を示した。

以下は李代表との一問一答。

--去年韓国映画の日本輸出が急減しました。原因は何だと思いますか?

▲理由は韓国の輸出業者たちにあると思う。日本で韓国映画の人気が減ったとは思わない。
問題は売上げと比べ、おびただしく高くなった韓国映画の輸出価格だ。私が韓国映画を日本
に配給した時と比べると価格は多くとも20倍にもなっている。このために日本の配給会社は
高くなったリスクに手を染めてまで韓国映画を買わなくなった。

--他にも理由はないでしょうか?

▲韓国映画のブームが既に俳優中心に移ったという事だろうか。”シュリ”や”共同警備区域JSA”などの映画の力で韓国映画ブームは造成されたが、これからはベ・ヨンジュンやイ・ビョンホン、クォン・サンウなどの俳優中心に人気が移り続け、映画よりも俳優が人気の中心になった。

日本内でのレンタルビデオは韓国映画よりも韓国ドラマで満たされている。だからソン・ガンホ
やチェ・ミンシク、チョン・ドヨンといった演技派俳優が出演した映画がレンタルビデオに入って行くことができない。

韓国のマネージメント社にも問題がある。映画広報のために日本を訪問することは避けるのに ファンの合コン行事には熱をあげる。ファン合コンを通じて個人当り1~2万円ずつ回収し数億ウォンごと韓国に持って帰る。

日本の人々も馬鹿ではないのに、それを続けるから良く見られないのだ。またこんなファンの合コン行事に日本主婦のたちが大挙殺到することで、一部では韓国映画を”おばさん映画” と呼んで好意的でない視線を送っている。こんな理由で遠ざかる観客も多い。


--韓国のショーボックスと業務提携をしていると聞きましたが。

▲正確に契約書を書いたのではない。機会があってショーボックスの映画を私たちが日本に
、私たちの映画はショバックスが韓国に配給する、という仕事を一度してみただけ。これから
も続けようと合議したのではない。優先して回しましょうというだけのこと。

シネカノンはショーボックスの配給した映画”人影のない東欧を飛ばしてください”の製作コスト
の10%を投資したし、ショーボックスは我々の映画”パッチギ!ラブ・アンド・ピース”に5% 投資した。結果が良ければ次にもこんな機会はあり得る。

--日本市場での韓国映画配給はどのようにしますか。

▲韓国映画をずっと紹介しなければならないが、昔のようには行かない。韓国映画のブーム
は沈んだし韓国映画に対する信頼も相当下がった。韓国映画ブームをもう一度作らなければ
ならないようだ。私たちが最初に”西便制”や”'シュリ”などを日本に紹介した時のように、良質
な映画を厳選し上映しつつ、その魅力をもう一度確認してもらう。あたりまえな映画が出るまで待つ。どんな映画でもいいというわけではない。

--最近韓国で日本の映画とドラマが人気を呼んでいます。

▲若者達が好きだと聞いている。韓国ドラマは情熱があり社会問題などを扱うドラマが多いが、日本のドラマは現代的な感じが強い。恐らくそんな面を好むのだろう。

また韓国俳優と違う日本俳優の魅力も人気の一要因と考えられる。韓国俳優は演技力もあり
気迫もあって映画に対する姿勢も立派だ。日本俳優は韓国俳優に比べ、そんな面では劣るが隣家のお兄さんや向かいの家の妹さんみたいな気楽な感じを与える。

日本の俳優の妻夫木聡やオダギリジョーは多分そんな部類に属するのだろう。彼らは行動も
親しみやすい。渋谷のある店では彼らを簡単に見ることが出来る。 一人で運転して通うロードマネージャーのようなこともない。そんなスタイルの俳優を若い韓国人が好むようだ。韓国の
チャン・ドンゴンなどはそういった感じを与える俳優ではないだろう。

--映画”パッチギ!”続編の”'パッチギ!ラブアンドピース”が日本で封切りしたそうですね。
▲ 去る土曜日(19日) 186ヶ所のスクリーンで封切られた。観客の反応は悪くない方だ。観客は”'パッチギ!”を見た人々が大部分のようだ。日本では映画に対する満足度の調査があるがそれでは92%も出ている。

--どういった内容の映画ですか?

▲安城と庚子の兄妹が、安城の息子のために京都から東京へ引っ越す中で起こる話だ。
前作で生まれた安城の息子が、筋肉がまひする珍しい病にかかった事で子供を治すために
彼ら兄妹が良い医者を尋ね東京に行く。病院費を用意するために安城は次から次へ仕事を
し、庚子は飲食店で働いている途中で俳優にスカウトされる。

映画の時代背景は1974年だ。当時は在日韓国人に対する差別がひどかった時だ。彼ら兄妹を通じて当時の日本社会における在日韓国人の差別問題を本格的に扱った。こんな映画を日本人たちが見るという事実が私には驚くばかりだ。

--韓国ではいつ封切られますか。
▲ショーボックスを通じて封切りするので8月頃になる。

--韓国映画が蘇るためにはどうすれば良いでしょうか。

▲去年の日本映画市場では日本映画のシェアは53%だった。残り40% ほどはハリウッド映画が占め、残り7% 位が韓国映画を含んだその他の映画シェアだ。韓国映画のシェア5% 位になるようだ。韓国映画が日本市場でのシェアを高めるためには、日本映画社と共同製作するしかないようだ。

とはいえ日本市場進出は容易くないだろう。日本の製作会社は日本映画市場が大きいので、
敢えて韓国と合作をしようとは思わないだろうが、市場が小さな韓国映画が生き残るためには
積極的に日本市場を開拓しなければならない。

韓国映画は日本市場を狙わなければ将来がない。
日本の映画関係者達は韓国が映画をよく作り企画力があるという点は認めている。こういった
長所を立て、一緒にできる方案を講じなければならないだろう。

ところで韓国人に対する信頼は相変らずない。日本人たちは10年以上取り引きをしなければ
信頼しないのに、韓国の映画関係者たちしょっちゅう変わる。そういった韓国ブローカーたちのために日本映画人たちとの信頼関係にヒビが入ったのだ。

以上 (2NNニュース 壱軸冠蝶φ ★さん訳)
by ayamama-de2 | 2007-05-24 20:12 | 映画