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ソウルの隣で・・・^^

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特殊部隊の入り方

韓国に住んでいると、日本の普通の町ではあまりお目にかかれない制服姿の方を良くみますね。
一番目立つのはやっぱり迷走服の若い男性、次にはシスターの格好をした女性ですかねえ。それと、お坊さんですね。
その中で、韓国の男性芸能人のファンなら、何気に気になる迷走服の方(爆)の話題です。(当然のことですが、私が今嵌っている図書特殊部隊、などという架空のものではありませんー笑)

韓国民の男性ならば避けて通ることの出来ない兵役は、健康な男子ならば約2年、ほとんどただ働き同然で兵役に付かなければなりません。
私のオット側の親戚の若いもん(笑)も同然行きます。
これからお話しするのは、オットの甥っ子さんの話です。

彼は私が韓国に嫁に来たときにはまだ小学生だったんですが、それからウン年。すっかり青年となり、昨年大学を休学して兵役に付くことになりました。
うちの息子がテコンドウを勧誘された時に言われた言葉は、
「テコンドウの有段者になっていると、兵役に付く時に有利だ」と言うことでした。
それが具体的にどういうことなのかその時は分かっていなかったのですが、件の甥さんは、まさにテコンドウの有段者。
ヒョロ~としていて、全く格闘技系の体型はしていないのですが、それでも一応有段者で、大学に入ってからはボクシングをやっていたらしいです。

さて、その彼にも兵役に付くようにと連絡が来て、その後どういう経過があったのか分からないのですが、オットが突然、トクスブデーという言葉を使うようになりました。
トクスブデーが特殊部隊のことだとすぐに分かったのですが、あの、私が認識している特殊部隊のこととはどうしても思えず、格闘技を教える方と言う事で特殊部隊なのかなあ、などと勝手に解釈していました。

この特殊部隊に入ると、一般的な兵役と違って、とりあえずきちんとお給料が出るようです。それと、普通は約2年ですが、3年のお勤めだと言う話でした。
入隊すると言うことで電話を貰った時には、がんばってね~などと軽い気持ちで言葉を掛けました。

さて、それからしばらくしてオットから、その甥さんが兵役ではなく、職業軍人を選んだ、と言う話を聞きました。ああ、そういう手もあるのか、などとまたまた簡単に考えていたのですが、理由は兵役が終わってから別の職業に付くのが自信が無いとか、こっちのほうが自分にあっているとか、そういう話だったようです。
その時も私は、その特殊部隊のことを誤解したままでした。

そうこうする内に、今度はイラクに行くことに決まった、などと言ってきました。
そこで私はやっと特殊部隊がどういう部隊なのか理解したんです。

本当の特殊部隊だったんです(爆)

まさか、スーパーエリート?の特殊部隊が3年間の腰掛けOKで、それも兵役の最初から特殊部隊員として召集されるとは思っていもいませんでした。
で、イラクに行くことになった理由も、訓練がとても辛いので、それでイラク行きを希望した、などと聞かされてた日にゃあ~、おんどりゃ、イラク平和部隊をなめとんのか、ごらあ、と心の中で叫んでしまいました(笑)

確かに訓練はきついらしいです。
ま、そうですよね。夜も眠れないそうです。(夜間行軍?)
戦争は終わっていないけれど、戦時中ではなく、実戦の予定は無くても特殊部隊だったら普通の部隊よりもずっと厳しい訓練を日々行っているでしょうし、なんとなくは分かるんですがねえ・・・
オットからヘリコプターがどうのこうの、と言う話を聞いた時にはパラシュート部隊?と思ったのですが、リペリングとかもするでしょうね。(図書館戦争を読んで覚えましたー苦笑)
彼は小学生の時には車酔いが酷かったのに~、と私がオットに言ったら、それとこれは別だろう、と言われてしまいました(大笑)

と言うことで、韓国として最後のイラク平和部隊の一員として、甥っ子さんが行ってます。
「自分は暑いのが苦手で~」(勝手に軍人日本語変換)
と言っていたので、
「イラクなんて暑いに決まってるじゃん。私服は着れるの?」と聞いたら、
「そんなもん着れません、どうしよう~」と青くなってました。オイ、大丈夫か。

7ヶ月のイラク活動はそろそろ終わりに近づいていると思うんですが、とりあえず無事に終わってくれることを願っています。
特殊部隊が活躍する場なんて、無ければそれに越したことは無いですし、例えあったとしても、日本相手には活躍して欲しくないな、と思っています。

ところで、甥っ子さんの家族からもオットからも、一言も国のためにと言う雰囲気は感じられず、イラクに行くとお給料がいくら貰えるんだ、と言う話は聞こえました(具体的な金額は忘れましたが、結構な金額でした。ま、命張ってますしねえ・・・)
軍人さんに過度の崇高なイメージを持っていはいけないですね(^^;)
by ayamama-de2 | 2008-10-20 18:14 | 生活