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ソウルの隣で・・・^^

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11話あらすじ

11話のあらすじです。
台本見ながら書いたら、また長くなっちゃいました(^^;)

KBS公式サイト「名場面」296 番





11話「時には、長所のためにもっと不幸に飛び込むこともある」

「違いますよ。僕の名前はスンハです、おじいさん」

ジュンピョの部屋の前
「その前に、カン刑事が知っておくべきことがあります。今起きている一連の事件を背後で操るものに対するには、あなたは力不足です。なぜなら、その人はもうこの世の人ではないからです」
「どういうことですか?」
「死んだ人間を相手に戦うのは勝ち目のないゲームだって言うことですよ」
「冗談を言っている暇はありません。隠し事があるのなら全部言ってしまった方があなたのためです」
「確かなことがあります。立派なカン議員の息子カンオスが殺人者だって言う事実。死んだソンテフンの魂がカンオスの首を絞めていること。カン刑事がその立場だったらどうですか?被疑者は正当防衛で釈放され、母と弟までも死に・・・。私でも楽に眠ることが出来ないでしょう。生き返ったかも知れないですね」
「私の質問に答えてください。荷物を受け取りましたね。入っていたタロットカードを持っていますか?」
「そんな物受けていません」
「そんなはずはありません。荷物を受け取った事を確かめてここに来たんです」
「確かに荷物は受け取りましたが、何も入っていませんでした」
「なぜうそをつくんですか?」
「自分がうそをつく人は、他人も信じられないでしょう。もしかして、12年前に私が真実を知りながらあなた方に有利な記事を書いたとは思っていないでしょう?あくまでも間違いでした。あなたと私は違うってことです。」
「タロットカードは殺人予告で送られたんです。命がかかっている問題なんです」
「心配してくれるのはありがたいですが、タロットカードは受け取りませんでした。あなたのような人が刑事になって犯人を捕まえるなんて、コメディーのようだと思いませんか?だから、あなたに守って欲しいなんて思いません。カンオスという人間のほうが怖いですから。人を一度殺したことのある人が、2度目はないという法律はありませんからね」
ジュンピョを殴るオス。
「本性は仕方ないですね。血は水よりも濃いというし」
「どんなにあざ笑ってもいい。いくら軽蔑しても。何を考えていてもかまわないが、私はあなたを死なすわけにはいかない。私は刑事だ。それが私の仕事だ」
「お父さんに伝えなさい。人は必ず蒔いた通りに刈られるのだと」

オスは酒を飲む。
高校生のオスは事故だったと証言するというが、父は信じていない。
「つべこべ言わずに、父が言った通りにしろ。私にまで嘘をつくのか」
「本当なんです。あれは事故だったんです」
「情けないやつだ。事故でなかったとしても、私の息子が少年院に入ることは許さん。すべて終わったことだから、無駄なことは言うな」
「私が望むことはこれじゃありません」
「お前が何を望むというのか。父の顔に泥を塗り、一生落伍者として生きるのがお前の望むことか?お前だけの問題ではない」

”お前は卑怯だ。一人では何も出来ない”
”情けない奴だ”

「ごめんよ、ごめんよ、テフン」

スンハは事件現場に立つ。

雨の日、母の誕生日祝いについて話す兄と弟。
「やっぱり指輪がいい。お母さんは指輪がないじゃないか」
「僕はオルゴールがいいと思うんだけど」
「じゃ、両方買おう」
「お金が足らないよ」
「バイトの金がある」
「だってそれは兄さんが苦労してためたお金だろう?」
「そのためにバイトしたんだ。薄荷の飴は俺が明日買っておくから」
「どうして?」
「薄荷の飴をなめないと、消化が悪いって言ってるじゃないか」
「なら病院に行けば良いのに、診療費がかかるからって」
「俺が母さんを病院に連れて行くよ」
「じゃあ、お金で渡そうか?病院に行くようにって」
「プレゼントはプレゼントだ」

Over The Raimbowが聴こえてくる。
「この歌、俺が一番好きな歌なんだ」
「買ってあげようか?」
「やめろ、高い。こうやって聴いているのが良いんだ」

テフンの事件の日の病院。
「テソン、どうしたらいいの。私の善良なテフン、どうすればいいの。そんなわけがないわ」

夜の道路。
母を捜すテソン。
酔って道路に歩き出す母。

母の遺灰を木の下に撒くテソン。

ヘインの家の前にたたずむオス。

暗闇に車が一台止まり、後から一台がやってくる。
カン議員はキョン社長に写真を渡しながらこういう。
「煩わしい事が出来た。小さいうちに手を打たなければならない。分からないように行動を監視しろ。私は平和主義者だ。手を出すようなことはするな」
「かしこまりました」

オフは図書館の前でヘインを待っていた。
「まさかここで夜明かししたんですか?」
「いいえ、さっき来たんです」
「まさか、またタロットカードが?」
「いえ、昨日電話したんですが・・・」
「あ、オ弁護士に言われたんですが、すっかり忘れていました。ごめんなさい。カン刑事にお話があります」
ヘインは、ダンテの「神曲」の本で別の残像を見たと説明する。別のコンビニでの残像だ。
「では、同時に二ヶ所に荷物を送ったということですか?」
「そのようです。では、ソンジュンピョがタロットカードを受け取らなかった可能性もあるんですね。」
オスはソンジュンピョのことを説明する。
「タロットカードは確かに、カン刑事が受け取ったのと同じカードでした。本では写真でした」
ヘインは写真の説明をする。
「私の見た残像が正確だとは言えません。」
「しかし、ソンジュンピョが何かを隠していることだけは確かです。空の荷物を受け取るはずがありません。一応、写真を受け取った人を探さなくては・・・・
ところで、昨日はどこにいたんですか?オ弁護士はヘインさんが眠っているといったのですが・・・・あ、いえ、言いたくなければいいです」
「病院にいました。一晩寝たら大丈夫になりました。見てください。元気でしょう?」
「元気な人は倒れません」
「本当に大丈夫ですから、心配しないでください」
「心配しないでいられますか?これからは、事件のこともタロットカードのことも忘れて休んでください。終わったら家に帰って食事して寝てください。分かりましたか?」
「それはだめです。仕事もしなければならないし、TVも、ママとおしゃべりもしなくては。私、すること多いんです。これからは気をつけます。だから、心配しないでください」
オスは護身用の笛を渡す。
「見た目よりは使えます。もしもの時のために持っていてください」
「電話くださいね」

ソンジュンピョはチョンテソンの学校を訪れて写真を探すがどこにも写っていない。
「徹底的だな」

スンハの元に荷物が届く。
中には黄色い封筒に「塔」のタロットカード。

スンハは図書館にヘインを訪れ、食事に誘う。
「昨日、診療費も出してくださったので、私がご馳走します」

食べ方を良く知らないスンハにヘインが食べ方を教える。
「見た目よりは素直なんですね」

帰り道。
図書館に行かないのなら、ここが駐車場が近いというヘイン。
「ありがとう。おいしいご飯の食べ方を思い出させてくれて」
「また食べにいらしてください」
「もう、ヘインさんとは一緒に食事をしないつもりです。また・・・・」

フィスの事務室を訪れるスンギ。
「ただ、ご挨拶に来ただけです。では、行きます。そうだ、お姉さんをいつ紹介してくださるんですか?今日、食事でもしましょうか?」
「なぜ、家内に挨拶をしたがる」
「もしかしたら、知り合いじゃないかと思いまして。ま、直感とでも言いましょうか?」
「おかしなことを言ってないで行きなさい」
「では・・・」

「すみません」
「何が?」
「スンギのことで気を使わせてしまって・・・・・」

ホテルの外でスンギは不倫をねたにソクジンを脅迫する。
「お前が荷物を送り、後ろで操っていたのか?」
「好きに考えろ」
「どうしてそんなことを、悪い奴」
「悪い奴はお前だろう。俺は不倫も愛だとは思うが、兄の嫁は違うだろう」
「どうして欲しいんだ」
「済州島のカジノ」
「そんな力は俺にはない」
「お前がオスの父親の右腕だってことは知ってるんだぞ。お前、頭がいいんだろう?方法を考えろ。叩け、されば開かれん、求めよ、されば与えられるだろう」

残像に写っていたコンビニを探すオスとミンジェ。そこにソクジンから、話があるので時間を作って欲しいという電話が入る。

フィスはナフィに夜外食をしようと電話をする。

該当すると思われるコンビニを探し出す。
以前と同じように、送り主のない領収書だった。
「まだ届いていない可能性はありますか?」
「遅くてもおとといには届いているはずです」
荷物を頼んだのは、やはり同じ人物と思われた。
「先輩の友達が受け取ったんじゃないですか?」

一方、ソンジュンピョとは連絡が取れない。

チャ事務長は、テソンの事故を担当した交通課を訪れる。ソンジュンピョが来たと言う説明を受ける。

オスはタロットカフェでソクジンと約束をする。
ソクジンはスンギが怪しいと話すが、そこにスンギもやってくる。
「俺が呼んだんだ」
「ここはどこだ?」
「タロットカフェだ」
「こんなところで商売になるのか?で、何の話だ」
「お前、荷物を受け取っただろう。受け取りながら受け取らなかったという理由は何だ」
「受け取ったが、なんでも無かった」
「なんだったんだ」
「写真、捨てたよ」
「俺があれだけ言ったのに、どうして捨てるんだ。納得できない、何を隠しているんだ」
「隠している事?それを言ったら、みんなが傷つく。俺ははっきり見たんだ。カンオスがナイフで人を殺したところ。」
「ひとつだけ答えろ。この事件に関係しているのか、していないのか」
「手を離して話しましょう、カン刑事さん。俺じゃない」
「ではどうして」
「俺が荷物を受け取って、それがなんでもない写真だったので捨てた。それのどこが問題なんだ。お前に警告するが、またこんなことをやったら言いふらしてやるぞ。12年前の殺人事件は時効になってない」
「やりたければ、やればいい」
「お前、後ろに気をつけろ。もともと、裏切りるのは俺みたいな奴じゃなくて、信じていた奴だ」

カフェの外。
スンギとすれ違ったヘインは、スンギの後を付いて行く。

カフェの中。
オスはスンギがこのカフェを知らなかったことを理由に犯人ではないと説明する。
「しかし、スンギが何かを隠していることは確かだ」
そこに、父から電話がかかってくる。
「話があるから来い。お前の追っている事件の事だ」

スンギはヨンチョルに会いに行く。
「お前なのか?荷物を送っていたずらしてるの、お前の仕業か?」
「な、何のことか?」
「そうだろう?お前じゃないよな。まさかとは思ったが、お前にそんな勇気は無いよな」
「お前のような奴に話は無い」
「俺のような奴?」昔、お前が俺たちのことを隠していた理由。俺知ってるんだ。お前の母と俺の母は知り合いじゃないか。だから、一人被害者ぶるな。俺もお前も同じだ。」

オスは自宅の前でヘインからの電話を受ける。
「残像で見た男をカフェの前で見ました。その男を追いかけたのですが・・・・」
「どうしてそんなことを」
「何もありませんでした。その人が、キムヨンチョルさんに会うのを見ました。」
「ヨンチョル?」
オスはその男が友達だと話す。
「約束をして会っているようではありませんでした。その男が、キムヨンチョルさんを脅かしているように見えました」
「脅かす?すぐにタクシーに乗って家に帰ってください。後で電話します」

スンハの事務所。
チャ事務長はソンジュンピョがチョンテソンの交通事故について調べていることをスンハに話す。
「やはりそうですか。ソンジュンピョがヘインさんを尾行しているのを偶然見つけました」
「まさか、ヘインの秘密まで知っているんですか?」
「秘密とは?何か秘密があるんですか?」
「あ、秘密といっては何ですが、弁護士さんにもお話できません。すみません」
「だからチャ事務長さんが好きです。秘密というのは、本来は近しい人からもれていくものですが、事務長さんでしたらそれはありませんから」
「ソンジュンピョは事故当時の交番まで行って調べたようです」
「で、事故原因は分かりましたか?」
「ひき逃げだそうです」

オスとカン議員。
カン議員はこの事件から手を引き、刑事もやめるように言う。
「私のせいでおきた事件です」
「だからこそ、手を引けということだ。お前が動けば事件も大きくなる。すぐに止めて、しばらくは母のところに行っていなさい」
「逃げることは出来ません」
「お前の為だ」
「では、私を信じて見守ってください」
「どうやってお前を信じるんだ。最初からお前が上手くやっていたらこんなことも起きなかっただろうに。起きてしまったことは仕方が無い。外に漏れることを防ぐのが先決だ」
「それが心配なんですか」
「多くを言う必要は無い。お前は私の言うことを聞いていればいい」
「私が止めたからといって、解決される問題ではありません。お父さんに迷惑をかけるかもしれませんが、ここで逃げるわけには行かないんです。申し訳ありません、お父さん」

スンハはスゴンに今週末はソラを連れて行けそうも無いと電話する。
「かえってよかったよ。部屋の整理が出来ていないんだ」
スゴンは写真を見つける。

スンハ、タロットカードを見ている。
「チャンスをやったのに、結局これを選択したのか」
誰かに電話。
「オスンハと申します。お話があるのですが、これから大丈夫でしょうか?」

酒場。オスが酒を飲んでいる。
「今日は、弁護士さんでもうれしいです」
「酔いましたね」
「デシクは本当においしそうに飲んだんですけど」
「何かありましたか?」
「弁護士さんは私が好きじゃないでしょう?悪い奴なのに、悪い奴が悪い奴を捕まえようとしているから、おこがましいでしょう?私が考えても話しにならないともいますよ。」
「どうして捜査を止めないんですか?その方が、楽になれるでしょう?」
「出来ません。そいつの奴の顔が見たいから。奴に会って必ず言いたいことがあるんですよ」
「何を言いたいんですか?」
「私は、人はもともと善良だと思います。そいつももともとは善良な奴なんです。それを、私のせいで悪い奴になってしまって・・・いいえ、とにかく私は、最後までそいつを捕まえます。他人がなんと言おうと、私に資格があろうと無かろうと、関係ないです」
「やはり、人は自分の短所のためではなく、長所のためにもっと大きい不幸に見舞われるという話は正しいようですね。もしオイディプスが少しだけ意志が弱かったなら、大きな悲劇を避けることが出来たでしょう。しかし、諦めなかった、カン刑事のように。しかし私は、カン刑事のそんなところが気に入っています。カン刑事のしつこい勝負魂が長所ですよ」

「何か話があったんじゃないですか?」
「明日しましょう。警察署に行きます」

オスはヘインに会いに行く。
「私が、変わりつつあるようです。誰も信じられなく、友達も信じられません。みんなが私をだましているように思えます。犯人が憎いです。どうしてそんなことをしているのか分かっているのですが、そいつが憎くて、そいつのように私が変わって行きます。いえ、違います。変わったのではなく、これが本来の私の姿です。私は初めから悪い奴で、今までが偽者でした。それでも神様が一度は許してくださったと思っていたのですが、そんな振りをしていたようです。後でだまし討ちにしようとされたようです」
「自分を責めないでください」
「私は自分が恐ろしいです。何をしでかすか分からないです」
「忘れましょう。自分を守ってください、カン刑事」
「自信が無いです。私に、本当に守らなくてはならない姿があるのか。もともと悪い奴なのか、それすら分からないんです。私が誰だか、それを・・・・・」

スンハの家。ソンジュンピョがやってくる。
「思い立って、寄ってみました。チョンテソン弁護士さん」

(あらすじ翻訳 あやまま)
by ayamama-de2 | 2007-04-27 09:28