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日本の消費文化から見る韓流

ご存知のように、私は韓流ファンではないと公言しています。
確かに、韓国に住んでいますのでドラマを見て楽しんでいますし、特別気に入った俳優さんもいますが、韓国や日本で言う、いわゆる’韓流’と言われるものとは違う場所にいると思っています。
だから、ドラマを見ることが趣味の域を超えていないと思っています。

さて昨日、あるブログ友達からのメールとあるお友達のブログの記事とコメントで私の認識は甘いのか、と思いました。

メールを下さった方は、韓国に先日まで住んでいたので韓国の事情が良く分かっています。
ある韓国の俳優の日本でのファンミに行き、韓国の状況と日本の状況のあまりの違いに驚き、一時は日本のファンミの現状を変えたいと心底思ったそうですが、その後のいろいろな出来事を経て、今はもう、どうでも良くなってしまったということです。
つまり、日本のファンに失望したそうなんです。
韓国に来たファンや日本でのファンミで見た日本のファンは異様だったと、恐怖すら感じたと、そう言ってます。
それに、初期にその俳優のファンサイトを運営していた方は、後からファンになった人達の心無い言葉に傷つきサイトを閉鎖、その後も誰とも交流をしようとしないとの事です。

また、別のブログ友達は応援する俳優の日本でのドラマ撮影について、自分が体験したいろいろな事を記事にして書くと言う事に対する戸惑いを感じてそれについての具体的な内容の記事を書くことを止めている状態です。

ドラマの撮影と同時進行で自分の体験を記事にするということは、ブログを閲覧する多くの不特定多数の見知らぬ人達に必要以上の情報を与える事になり、情報を受ける人を特定できない以上沈黙を守るしかないと彼女は決断したようです。




実は私は、日本に帰るたびに思う事があるんです。

「日本に帰ると焦燥感に駆られる」

どういうことかというと、日本は韓国よりもずっと物に溢れています。
種類も多いし、新しい商品がどんどん開発されています。
消費すると言う事に関しては、終わりがないんです。
一つ新しい商品を手に入れると、もっと良い商品が発売され、全く新しい技術が開発されて、また新しい商品が発売される。それの繰り返しです。

人々は常に新しいものを求め、新しい刺激を求めているように見えます。
その刺激は、音楽であったり、映画であったり、また、全く別の趣味の世界であったりします。

日本は韓国よりもずっと豊かです。
景気が悪い時でも、元々の国の体力が違いますからある程度の生活は出来るし、また、自由になるお金もそれなりにあります。

日本で韓国ドラマを楽しんでいる年齢層は、高くは60代から若い人は20代までだと思うのですが、一番多い年齢層は30代後半から50代じゃないかと思われます。
私の年代はちょうど高度成長期を終えたぐらいからで、TVの影響を一番最初に受けた世代だと思います。
仕事と同じように趣味を大事にしたいと言う年齢層だと思うんです。

そういった考えを持つちょっと余裕のあるおばさまの年齢で、なおかつ日本の消費文化をもろに受けている人達は、常に刺激を求めています。

その刺激を韓国のドラマや韓国の俳優に求めている人達も多いでしょう。
それこそ、貪欲に求めている人達も多いと思います。
そんなにファンじゃないけど、空港に行ってみよう。
ちょっと高いけど、会えるのならファンミに行ってみよう。
撮影してるって言うから行ってみよう。
それこそ、野次馬です。

刺激を受けたいと思っている人は常に受身です。
自分から刺激を作り出す事はあまりしません。
また、受身なのできりがありません。
相手の状況を考える余裕のない人も多いようです。

私の友達の所に、全く知らない人からメールが来たそうです。
「自粛依頼が来ているのは知っているけれど、最初で最後の機会かもしれないのでジソプのいる場所を教えて欲しい」
ジソプの立場なんて、まるで考えていないんです。
自分の事情が優先です。
もちろん彼女は断ったそうです。私も当然断ります。

私はてっきり、俳優を応援する=俳優の立場を尊重する、だと思っていたのですが、どうやら違う場合も多いんですね。

そういうファンは、高価なファンミや高価なツアー、他の人の迷惑を考えない空港の送迎、撮影現場での迷惑行為などに対しての感覚が麻痺してしまうのでしょう。
それもこれも、新しい刺激には違いありません。
消費する人がいるから商売が成り立つのです。
そこには自分の欲望を満たす満足感こそあれ、その俳優を思いやる気持ちは感じられません。


実は私は日本のファンの為に記事を書き、情報を流しているのではありません。
応援している俳優の為にブログを運営しています。
彼はきっと、日本のファンに自分の事をきちんと知ってもらいたいと思っているに違いない。
その一点です。

だから、もしかしたら、私の記事やコメントは少し不親切な場合もあると思います。
ファンの方が喜ぶような言葉が無いかも知れません。
でも、仕方ありません。私は韓流ファンじゃありませんから。
不必要な高価なファンミを望んでいませんし、ましてや韓流スターになって欲しいとは全く思っていません。

私はずっと、情報を平等に知る事は大切だと思っていました。
その情報を利用できる、出来ないに関わらず、誰にでも知る権利はあると思っていました。
ところが、同じ価値観を共有できない場合は、その情報が思わぬことを引き起こす事を感じ始めていたところです。
情報をコントロールする、と言う事は私の中ではあまり良いイメージがありません。
ところがそうせざるを得ないのだと、いろいろな所で知るようになりました。
私にわざわざ、情報を公開するなとアドバイスしてくださる方もいらっしゃいます。

私にはまだ諦められない、ある夢があります。
でももしかしたら、今の日本の状況では、それを叶えるのは無理なのかもしれません。
私はやっぱり、しばらく悩むのだと思います。
そして、私もその友人と同じように、沈黙を選ぶこともあり得るのです。
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by ayamama-de2 | 2006-10-08 01:09 | ひとり言