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ソウルの隣で・・・^^

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「あらしのよるに」

「あらしのよるに」_d0003561_943479.gif
ご近所の、「ソウル、真夜中徘徊コンビ」のお二人の強力推薦を受けて、昨日の公開日の第1回上映に行ってきました。
もう、最初の「東宝」のマークから妙に嬉しかったですねぇ~。(笑)
私はストーリーがほとんど分かっていたので、大泣きすることはなかったんですが、最初のお母さんのところはウルッときました。

やっぱりこの映画を見ながら考えるのは「敵同士の友情(恋愛)物語」で、古くは「ロミジュリ」から、よくあるテーマですよね。
二人の仲がばれてから、双方が「相手を探って来い」というのも絶対にある話で、ここで仲間か、友情かを選ばなければならないんです。
おまけにこの話は「食う者と食われる者の友情」で生死と直結している話ですから、ややこしくなります(笑)
オオカミ族のボスの「俺達は食べ物になる動物と仲良くしてはいけないんだ。そしたら最後、俺達に待っているのは死だ。」と、ごくごく真っ当な事を言うんです。

結局二人は友情を選んで逃亡します。
しかし、オオカミの追っ手はしつこく、また、雪山の中で先に進めなくなります。
その時メイが「自分を食べろ」と言うのですが、これは人間でもあるかもしれないですよね、こういう発想。
自分を犠牲にして、相手を生かす。
ただ、ここでガブは拒否するのですが.....。

ま、最後はハッピーエンドで良かったね、なのですけど子供向けだからこうなんでしょうねぇ....。原作は違うそうなので、やっぱり現実はこうは行かないでしょう。ま、狼と羊が仲良くなるなんて事はありえないので、現実もなにも無いのですが....(笑)
ただ、敵同士の友情でハッピーエンドってあまり無いですよね。大体逃亡→死ですもんねぇ~。

ところで逃亡途中で、メイが寝ている間にガブが獲物を捕って食べてくるんですが、それをメイが責める所なんて、まるで男女のようだ、と思ってしまったのは私だけかしら?(大爆)
それに、メイのフリフリお尻が可愛くて、夜、寝付く娘のお尻を見て、おいしそうと思ってしまいました(大笑い)

それから、ガブとメイで、どっちがえらいかと言えば、断然ガブですよね!
メイはガブを信頼さえすれば良いんですけど、ガブは常に、自分の本能と戦わなくっちゃならないじゃないですか。おいしそうなお肉がそこにあるんだから(笑)
これってまるで、お付き合いし始めたばかりの恋人同士みたいだわ(大爆!!)
やっぱり理性のある男性が良いと思います(笑)

今回は吹き替えだったのですが、日本語のオリジナルが見たくなりますね。
字幕だと、なぜか字幕をおってしまうので反ってだめなんですよ、私(苦笑)
それに、買った絵本に二人の会話が書いてあるのですが、標準語じゃないようですし....(笑)
それから、今回は、最後のエンドロールまで最後に見る仲間がいたので、心置きなく歌を堪能してきました(^^)日本語が流れるだけでも嬉しかったりします(笑)


ところで話はちょっと変わりますが、この映画を見ながらスクリーンクウォーターについて考えたんです。
この映画、本当に素晴らしかったです。映像も音楽も。
映像は細部にまで気が配ってあり、音楽もオリジナリティー溢れていますし、こういうのはまだ、韓国では無理かな、と思うんですよね。
また、「オールドボーイ」の監督が言ってたのですが、日本はいろんな物語があるので、宝の山みたいだって.....。「オールドボーイ」も原作は日本ですよね。
こういう映画を見せ付けられたら、韓国映画を外国映画から守りたいって言う気持ちになるのは仕方ないかな、と思ったり......。

でもね、この映画1日3回しか上映しないんです。「芸者の追憶」は平日3回、週末4回です。同じく昨日から上映が始まったスピルバーグの「ミュンヘン」は5~6回。
韓国映画の「王の男」6~7回、「百万長者の初恋」6~7回、「吸血刑事 ナドヨル」11~12回に比べれば、上映回数が少ないのは一目瞭然ですよね。
ところで「闘師父一体」が3回なのは納得できないわ。午後3回だなんて、私これじゃ見られないじゃない(大泣き)
by ayamama-de2 | 2006-02-10 10:38 | 映画